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よくあるご質問 予防歯科

Questionフッ素は安全ですか?

Answer

フッ素と聞いて、何か特殊な化学物質なのでは?と不安に思われる方もおられるのではないでしょうか?歯科で用いるフッ素は、NaFなどのフッ化物と呼ばれる、自然環境物の一つです。『特殊な化学物質』ではなく、NaCl(食塩)のように元々私たちの身近に存在していたものと分かって頂けるとイメージしやすいと思います。天然に適量のフッ素を含んだ水を飲料水としていた人々に虫歯が少なかったことでフッ素との関係が注目されるようになりました。その後の研究で安全性に問題のない摂取量も明らかになり、アメリカやオーストラリアでは水道水にフッ素が添加されています。フッ素の虫歯予防の効果は世界的に認められていて、フッ素に対しての正しい理解が虫歯予防には重要と言われています。
フッ素の働き一つ目は『歯の再石灰化を促す』です。歯は食べ物を食べた後、食べ物の酸によって歯の表面のミネラル分が溶けだします(脱灰)。しかし、唾液に含まれる成分が、歯の表面から溶け出したミネラル分を補給して元通りにする働きがあるのです(再石灰化)。フッ素は脱灰で溶け出したミネラル分を歯にくっつける力があり、歯の再石灰化を助けます。つまり、フッ素は虫歯菌の活動をブロックしながら抗菌し、歯の再石灰化も助けてくれるというわけです。
二つ目は、『歯の質自体を強くする』です。歯の表面はエナメル質という硬い膜で覆われて、細菌などからガードされています。エナメル質はハイドロアパタイトという結晶の集まりで、これにフッ素が触れると化学反応を起こして、より強力な結晶になります。つまり、フッ素を使うと歯が強く丈夫になり、虫歯になりにくい歯にすることができるのです。
三つ目は、フッ素は『虫歯の活動を抑える』です。虫歯菌は自ら酸を作り出し、虫歯をどんどん深く広くしていきますが、フッ素はこの働きをブロックする作用があります。何よりフッ素自体に抗菌作用があるので、フッ素を歯に与えると虫歯菌の活動をおさえることができるのです。
このようにフッ素には高い虫歯予防効果があります。しかし、歯磨きを怠っているとむし歯はできてしまいます。食生活や間食の習慣も影響しますので、フッ素をしているから大丈夫ということではありません。日々の歯磨きの方法や食生活についても指導をさせていただきますので、まずは一度、MOVIX京都前光る階段が目印のアキヤマ歯科へご相談ください。

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