よくある質問 - 詳細

よくあるご質問一般歯科

Question折れた歯を牛乳につけるといいと聞きますが・・・

Answer

何らかの原因で顔面に外傷を負い、歯に強い衝撃を受け、破折や歯の脱臼などが起こった場合は、歯の破片を捨てずに保管し、できるだけ早急に受診してください。歯の折れ方や保存状態によっては、歯の破片を元の位置に戻せることがあるからです。

歯の破片は、乾燥させないよう牛乳に浸けておくのが望ましいです。外傷で抜けた歯を再び元の位置に戻すためには、抜けた歯の根っこの周辺にある『歯根膜』という細胞が生きていることが必要です。牛乳は、歯の破片の乾燥を防ぐだけではなく、お口の中に近いpHを備えているので、歯根の表面に付着した歯根膜組織を正常な状態のまま生かすことが可能となります。日本で販売されている飲料には厳しい殺菌基準が定められているため未開封状態なら非常に清潔です。さらに、コンビニや学校の購買部など、どこでも買うことができます。つまり、牛乳は容易に手に入る清潔な細胞保存液と言えるわけです。

受診後はまず、歯や骨、歯茎などがどのような状態になっているかをレントゲンでの診察はもちろん、必要に応じて歯科用CTを用いて正しく診察していきます。目では見ることができない歯の根っこや骨の状態まで十分に診察し、症状に応じた治療を行います。

仮に、抜け落ちた歯が乾燥してしまったなどの理由から埋め戻すことが難しい場合には、機能性・審美性を回復するインプラント治療や、内部に折れや割れが認められる場合には、抜髄や欠けた部位の接着、詰めもの、クラウンの装着をはじめとする治療により、機能性・審美性を回復することができます。

欠けたり折れたりした場合については、そこに歯根膜が付着しないケースも多いかと思います。それでも、治療で活用できる可能性がゼロではありませんので、同様に折れた歯の保存を行なっていただき、できるだけ早めにMOVIX京都前光る階段が目印のアキヤマ歯科へご相談ください。

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