京都三条のアキヤマ歯科医院。自分磨きをサポートします。健康には歯のメンテナンスが大切です。
一般歯科、歯科口腔外科、小児歯科、矯正歯科

メタルフリー治療とは

皆さんは、メタルフリー治療という言葉を聞いたことがあるでしょうか。メタルフリー治療とは、基本的に保険の金属を使用しない治療の事を言います。当院では、患者様の口腔内を末永くお守りするためにも、極力保険治療の金属の詰め物・被せ物は使用しないように考えております。

保険の銀歯による治療は安価で強度がある反面、金属アレルギーの原因になったり、銀歯であるため思い切り笑えなかったりするのです。患者様の長い人生を考えたときに、口腔内の本当の健康や心からの幸せを生み出すことができなくなってしまうのです。「保険治療は安い」という目先の理由だけで選択するのはお勧めできません。

二次的虫歯のリスク

保険による虫歯治療では、銀歯の下・内側が、二次的な虫歯になりやすいなどの大きなデメリットがあります。「銀歯で治療したのに二次的な虫歯になるの？」と驚かれる方も少なくないでしょう。しかし、残念ながら、銀歯の下は虫歯になりやすいのが事実です。

一度保険治療によって銀歯をかぶせたのに、銀歯の下が虫歯になってしまいやすいのには理由があります。銀歯と天然の歯は、取れないかたちに削ってはめ込んでいるのですが、素材の特性上 歯に完全にぴったりとくっついている訳ではありません。また、銀歯を接着する際に使用するセメントという接着剤が徐々に溶けてしまうことにより、隙間が空いてしまうのです。その結果、隙間から虫歯菌が入ってしまい、内側に虫歯ができてしまうのです。

せっかく治療したはずなのに、保険の銀歯による治療では【５年以内に73％の確立で銀歯の下が虫歯になる】という研究結果が発表されているほどです。

更に、一度銀歯の下が虫歯になってしまうと、銀歯を取って治療しない限り、内側の虫歯が広がっていってしまうのです。そのため、銀歯の下は虫歯になりやすいのです。

目先の事だけを考えると安価で耐久性があるはずの銀歯による治療は、長期的な観点で見るとデメリットが大きい治療と言えるでしょう。

金属アレルギー発症の危険性

加えて、前述のとおり、アレルギーを起こすこともデメリットの一つです。保険治療で使用される銀歯の金属は、常にお口の中で唾液に接触することになります。そうすると、お口の中にある銀歯の金属が溶け出し、体内に蓄積されてしまうことになります。それこそが、金属アレルギーの原因となってしまうのです。

金属アレルギーが発症してしまうと、はれや赤み、湿疹がお顔周りだけでなく全身にも出てしまいます。また、かゆみも出てしまうため、日常生活にも大きな悪影響を及ぼします。

その他にも、銀歯は審美面においてもデメリットが多いのです。銀歯があると気になってしまい、大きく口を開けて笑うことができなくなってしまう方も少なくないでしょう。銀歯は徐々に歯ぐきが黒ずんでいく原因にもなります。そうすると、益々お口の中の見た目が気になり、人前で大きく笑うことができなくなってしまいます。

これらの要因により、患者様にとって精神的なマイナス要素も数多くあげられます。そのため当院では、保険による金属を使用しない、自由診療のメタルフリー治療を積極的に行っております。

メタルフリー治療のメリット

メタルフリー治療を行うにあたり、代表的な素材として使用するものがセラミックです。セラミックは天然歯のような美しさがあるため、審美面で非常に優れている素材です。また保険の銀歯と違い、治療して削った箇所にぴったりとくっつくため、2次虫歯になりにくいというメリットも持ち合わせています。

昔は、セラミックなどは強度的に弱く、臼歯部に入れたとしても、割れてしまうこともあり、あまり良い結果が得られませんでした。しかし、最近ではセラミックも十分な強度のものや、鋳造という金属と同じように方流し込む技術セラミックを成形できるようになりました。そのため十分に強い素材として活用することができております。

また、３Ｄプリンターの技術や口腔内スキャナーなどの発展により、型取りせずに治療することも可能になってきました。このような技術をデジタルデンティストリーと言い、歯科治療の技術も年々進化しているのです。

当院でもさまざまな最先端治療の導入を行い、確かな技術で提供しているため、高い患者様満足度を頂いております。治療を実施するにあたり、患者様の口腔内の状況を確認させていただき、丁寧なカウンセリング・説明のもと、メタルフリー治療を進めてまいります。

尚、セラミックなどの素材を使用する場合は、自由診療となります。その場合、金額的には保険治療より高くなってしまうことがデメリットと言えるでしょう。しかしながら、長期的に考えると保険による治療よりも、セラミックによる自由診療の方が、お口の中の健康が保たれます。

と言いますのも、２次虫歯になってしまうと、再度虫歯を削り取る必要が出てきます。歯のやり直し治療をする度に、歯の寿命そのものが短くなってしまうのです。そうすると、最終的には抜歯しなくてはいけなくなってしまいます。保険治療によって施した銀歯が、患者様にとって逆にマイナス要素になってしまうのです。ですから、自由診療によって治療した方が長い目で見たときに、保険診療よりも金銭的にも良いのです。

当院では、患者様の健康面・審美面・お気持ちなどもしっかりと考慮したうえで、最適な治療をご提案しております。銀歯を白くしたい方、思いっきり口を開けて笑いたい方、金属アレルギーが気になる方、末永く健康的な生活を送りたい方など、お口や歯のことでお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。