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2017/07/10

歯の周りの神経が刺激を感じています。
根の先に病気がある可能性もあります。
歯根といわれる歯の根の周囲には、歯と顎の骨の間でクッションの役割をしている歯根膜といわれる繊維で取り囲まれています。
歯根膜の神経は敏感で、炎症があると、ふつうに噛んだくらいの刺激でも反応します。
そのため、神経がないのに歯が痛いと感じるのです。
咬んだ時に痛みを生じるのは、根の先の骨の中に炎症があるからだと考えられます。
これを根尖病変といいます。歯髄と歯根膜はつながっているので、歯髄の炎症の影響は容易に歯根膜に及びます。
根の治療をしても内容物を取り残すとじわじわ感染が進み、何年もたってから根の先に病巣を作るのです。根の治療中には器具が歯根膜に接しますが、これも痛みの原因になることがあります。
炎症が進むと歯茎が腫れて膿がでることもあります。
膿が歯と歯茎の境目から出ているなら歯周病の可能性が高いですが、区別がつきにくいこともしばしばあります。歯周病と根っこの病変が同時に起こるような場合もあります。
膿がたまった場合は歯茎におできのようなものができます。
噛むと痛いなら早めに歯科医院を受診されることをおすすめします。
歯の神経の治療でお困りの際はぜひ一度ご相談いただけましたらと思います。

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