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2017/03/23

歯茎のくろずみにはいろいろな原因があります。一番多いのはメラニン色素の沈着によるものです。
これはタバコを吸っているひとに良く見られます。
喫煙者本人だけに起こるものではありません。受動喫煙によって家族の歯茎も黒ずんでしまうこともあります。
メラニン色素で歯茎の色が暗赤色や黒くなっている場合は弱いレーザーをあてて沈着部分を取り除けば元の歯茎の色に戻ります。
また古い角質層を落とすピーリングのようにフェノールという薬剤を塗って歯茎の表層を剥離する治療もあります。いずれの方法も治療時間は数分です。
どちらも施術直後は歯茎の色がピンク色になりますが、少し時間がたつとやや濃い色になります。たばこを吸う人は後戻りしやすいです。
金属材料による着色は上記のような方法では改善しない黒ずみです。
歯の治療などで金属材料を使用してしまうと金属が溶けだし歯茎に色をつけてしまうことがあります。
そのような場合は黒ずんだ部分はメタルタトゥと言い切除する必要があります。また、歯の治療した部位も金属からノンメタルのセラミックなどに変えることをおすすめします。
また腫瘍などで歯茎の色が変わる場合もあります。悪性黒色腫というものでメラニンをつくる細胞ががん化した場合に起こります。
このような腫瘍を見分けることは大切なことですので、もし気になるようなことがありましたら一度ご相談ください。

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